産科

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Dr.RAYより妊婦さんへお伝えしたいこと

妊娠22週過ぎに出血、腹痛などの症状がみられた場合を切迫早産といいます。赤ちゃんは妊娠22週から母体外生活が可能です。しかしながら、妊娠22週を過ぎていても妊娠32週までは、未熟児性が強く、この期間に生まれてくると将来様々な問題をかかえる可能性があります。そのため、妊娠22週から32週までが一番大切な時期と考えています。この時期を乗り越えるためには、妊娠20週までのしっかりとした管理が大切です。
その管理として・・・

  • 母親教室での徹底した生活指導で妊娠中してはいけないことなど知る。母親教室へ
  • ②初期の帯下(おりもの)の治療。(特におりものの多い方、ストレスのある方は特に注意したいと考えています。)
    この2点をおこなってきて、当院では切迫早産がかなり減少してきています。妊婦さんも健診をいい加減に考えずしっかりと受けてください。まず、お母さんが赤ちゃんの主治医であることをお忘れなく!!

妊婦健診の流れ

妊婦健診の流れ

3D・4Dについて

当院妊婦健診エコーは、他の多くの施設ではみていないような体内の詳しいところまで観察しているため20~40分の時間を要します。そのため同じ検査枠内で3Dを連続して行うことは妊婦さんの体調(お腹が冷えたり、張ったりすることがある)を考慮し行っておりません。どうか、ご理解頂きますようお願い致します。

  • ・14週から3D・4Dは可能ですが、小さすぎると顔などはっきり見えないことがあります。
     撮影に最適な週数ですと顔もふっくらしてきて、可愛く撮影できます。(最適週数は25~30週)
  • ・予約時間を過ぎての来院は後の予約に影響がでてしまうため撮影時間等が短くなってしまいます。
     予約枠の20分間はエコー室を利用して頂ける時間となっております。(衣服のお着替えの時間も含まれます)
  • ・条件によりみえづらい場合でもお時間で撮影は終了とさせて頂き、料金も規定通りとなりますのでご了承ください。
  • ・万が一、胎児に異常が考えられる場合は撮影を直ちに中止し、医師の診察になります。
  • ・3D・4Dは赤ちゃんとの時間を楽しむためのものですので、発育状況や異常の有無等の質問にはお答えできませんので御理解下さい。

費用:¥4,200 DVD料金:¥1,000
他医で妊婦健診されていて3D・4Dのみ希望の方は 費用:¥8,400

    胎児超音波検査

  • 胎児超音波検査
  • 当院では”The Fetus as a Patient”(胎児は一人の患者さんである)という考え方を基本に、胎児超音波検査を行っています。胎児期に行う超音波検査の最大の目的は、生まれた直後に赤ちゃんの状態が急変する可能性がある病気、すなわち出生直後から治療を受けることが必要な病気をお母さんのお腹の中にいるうちにみつけておくことです。生まれる前に赤ちゃんの病気が判明した場合、大きな心配や悩みに直面することになりますが、事前にわかることでご家族の心の準備期間が持てるとともに、出生直後の赤ちゃんへの早急で的確な対応が可能な分娩施設を選択できます。赤ちゃんが生まれてくる前に適切な病院を選択することは、お母さん・お父さんと私たち医療スタッフから赤ちゃんに贈ることができる最高のプレゼントだと思います。
  • 赤ちゃんの心拍・胎位(赤ちゃんがお母さんのお腹の中にどのような体勢で入っているか)・羊水量・胎盤などを確認し、身体の3か所を計測して推定体重を求めます。また赤ちゃんの脳や心臓など、重要な臓器を中心に検査を行います。何らかの所見が疑われる場合には、高次医療機関に精査を依頼します。

  • ・検査結果に関しては、すべて検査後に医師から説明があります。(検査結果に関しては検査室では一切、お話しすることはできません)。また原則的に、検査時のご家族の立ち会いはご遠慮願っております。
  • ・産科領域に加えて、他領域(肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・消化管他の腹部領域、乳腺・甲状腺他の表在領域、下肢静脈・頸動脈の血管領域など)の超音波検査も随時、行っています。

胎児超音波専門外来

他院で妊婦健診されている方を対象にした「胎児超音波専門外来」を開始致しました。(予約制)
対象週数:22~30週
※24週頃が最もみやすい時期とされています。
所要時間:40分
費用:9,800円(初診料込み)
※保険適用外の為自費診療になります。

超音波専門外来の目的

赤ちゃんの大きさや羊水量の確認するだけでは、みつからないような異常を検出したい。赤ちゃんの形態(頭、心臓、体の中など)や胎盤・へその緒など詳細に観察し、出生前に異常(重症度によっては分娩できる施設が限られてくる)を把握することで生まれてすぐに適切な対処が行えるようにしたい。

ご理解ください

・超音波検査は機械技術などが進歩したとしても100%の診断は不可能であり、検査結果が異状なしという結果だとしても
「先天性異常がない」ということを保証するものではありません。
・週数、赤ちゃんの向き、お母さんの体形(肥満)、病変の小ささなどにより観察したい部位の評価が十分に行えない場合があります。
・超音波検査は形態評価のための検査ですので、形態的な異常を呈さない疾患はみつけることができません。(例:脳性麻痺など)
・週数が進んでから現れる異常もあります。(対象週数では分からない場合がある。)
・限られた時間内に十分な検査を行うため、ご質問やご相談をお受けすることができません。ご家族の同伴もご遠慮願います。
検査結果は最後に医師より説明となります。(検査結果説明の時はご家族同伴可能です。)

もし万が一以上を疑うような所見を観察できた場合は・・・

・当院で行っている東海大学産婦人科石本教授による、より精密な診察を受けていただき、ある程度の診断名を予測します。その後、石本教授と当院院長により各分野専門の医師が常駐する高次医療へ紹介するのか、決まっている分娩先で対応できるものかを判断していきます。

母体年齢が若ければ、何の異常もなく生まれてくるわけではありません。他の人がやっているか気にして受けるものでもありません。 10~15分の超音波検査でかわいいなぁとみているだけでは、赤ちゃんの小さな体の異常は簡単にみつかりません。
何よりも宝物であるあなたの赤ちゃんがより良い環境で分娩できるように、お手伝いさせて頂きたいと思ってこの専門外来を開設致しました。

※以下をそれぞれクリックして詳細をご確認ください。

胎児の推定体重計測に関して

赤ちゃんの発育の目安として妊娠中期以降は、からだの3箇所の部分(BPD:頭の左右の幅、AC:腹囲、FL:大腿骨の長さ)を計測し、推定体重計算式(当院では日本超音波医学会推奨式を使用)に入れて胎児のおおよその体重を求めます。本計算式には±10%前後の誤差を含むとされており、たとえば「推定体重が2000g」と算出された場合には、その胎児の体重は「1800-2200gの範囲である」と解釈します。また計測時の胎児の位置や姿勢により正確な計測が困難な場合もあり、誤差は更に大きくなることもあります。尚、2008~2011年の当院の統計結果では、出生時体重と(出生前1週間以内に測定した)推定体重値の差は、85%のケースで±10%以内の誤差範囲内でした。

胎児期の超音波検査の限界について

胎児超音波検査で赤ちゃんの病気が、すべてみつかるわけではありません。超音波のビームが届かない場合や赤ちゃんの向きにより診断が出来ない場合もあります。一般的には超音波検査による胎児異常の発見率はほぼ50%と報告されており、出生後に見つかるケースも少なくありません。

  • 赤ちゃん自身が小さいため手足の指や耳の形などの病気はみつけることは難しいとされています。
  • 赤ちゃんの病気によっては胎児期の超音波検査で明らかな異常を認めず、生まれてきて初めて発見される病気も数多く知られています(例:鎖肛、食道閉鎖、口蓋裂など)。
  • 胎児期に行う心臓の検査には限界があります。

    心室中隔欠損(特に軽度~中等度のもの)、大動脈縮窄、総肺静脈還流異常などの心臓病は、一般的に胎児診断が非常に困難とされています。また、新生児期に最も多く見つかる心臓病である心房中隔欠損や動脈管開存症は、胎児診断することはできません(胎児期は出生後と循環動態が異なるため、これらの疾患の所見が正常胎児の所見として見られます)。

適切で安全な胎児超音波検査の施行について

当院における胎児超音波検査は、産婦人科領域超音波検査 関連学会(※1)からの勧告に従いALARA(※2)の原則に則って行っています。

※1産科領域エコーの関連学会:日本超音波医学会、日本産科婦人科ME学会、 ISUOG(International Society of Ob&Gy)、AIUM(American Institute of Ultrasound in Medicine)、WFUMB(World Federation Ultrasound in Medicine and Biology)

※2 ALARA :As Low As Reasonably Achievable(検査可能な最低限の超音波出力で検査を行うこと)

分娩

横浜市立市民病院、けいゆう病院と綿密なるセミオープンシステムを行っています。これは、妊婦健診は当院で行い、分娩は大病院でという分娩方式です。
※連携先の分娩予約は当院で行っております。

出生前診断

臨床遺伝専門医・指導医『東海大学 産婦人科 教授 和泉俊一郎』の指導によりおこなっております。東海大学より遺伝専門の保健師が遺伝相談指導を担当しています。

分娩後の育児支援教室の開催

生後5ヶ月くらいより離乳食指導及びベビーマッサージをスタートします。講師は(育児セラピスト、ABMアタッチメント・ベビーマッサージインストラクター)の助産師が対応します。その後1歳のお誕生日まで皆様の育児をサポートいたします。

1ヶ月に1度のペースで、例えば絵本読み聞かせ、手作りのおもちゃ、歯磨き指導、お出かけのときの注意や持ち物などなどについて指導が受けられます。また、骨盤底筋力体操も致します。育児の悩みを相談して解消できたと、かなり好評な教室です。

費用 ¥1,500(初回)、¥800(その後)

詳しくは育児支援教室をご覧ください。

育児支援教室へ