産科

産科

Dr.RAYより妊婦さんへお伝えしたいこと

妊娠22週過ぎに出血、腹痛などの症状がみられた場合を切迫早産といいます。赤ちゃんは妊娠22週から母体外生活が可能です。しかしながら、妊娠22週を過ぎていても妊娠32週までは、未熟児性が強く、この期間に生まれてくると将来様々な問題をかかえる可能性があります。そのため、妊娠22週から32週までが一番大切な時期と考えています。この時期を乗り越えるためには、妊娠20週までのしっかりとした管理が大切です。
その管理として・・・

  • 母親教室での徹底した生活指導で妊娠中してはいけないことなど知る。母親教室へ
  • ②初期の帯下(おりもの)の治療。(特におりものの多い方、ストレスのある方は特に注意したいと考えています。)
    この2点をおこなってきて、当院では切迫早産がかなり減少してきています。妊婦さんも健診をいい加減に考えずしっかりと受けてください。まず、お母さんが赤ちゃんの主治医であることをお忘れなく!!

妊婦健診の流れ

妊婦健診の流れ

胎児超音波検査

  • 胎児超音波検査
  • 当院では”The Fetus as a Patient”(胎児は一人の患者さんである)という考え方を基本に、胎児超音波検査を行っています。胎児期に行う超音波検査の最大の目的は、生まれた直後に赤ちゃんの状態が急変する可能性がある病気、すなわち出生直後から治療を受けることが必要な病気をお母さんのお腹の中にいるうちにみつけておくことです。生まれる前に赤ちゃんの病気が判明した場合、大きな心配や悩みに直面することになりますが、事前にわかることでご家族の心の準備期間が持てるとともに、出生直後の赤ちゃんへの早急で的確な対応が可能な分娩施設を選択できます。赤ちゃんが生まれてくる前に適切な病院を選択することは、お母さん・お父さんと私たち医療スタッフから赤ちゃんに贈ることができる最高のプレゼントだと思います。

当院で行っている胎児超音波検査について

赤ちゃんの心拍・胎位(赤ちゃんがお母さんのお腹の中にどのような体勢で入っているか)・羊水量・胎盤などを確認し、身体の3か所を計測して推定体重を求めます。また赤ちゃんの脳や心臓など、重要な臓器を中心に検査を行います。何らかの所見が疑われる場合には、高次医療機関に精査を依頼します。

  • ・検査結果に関しては、すべて検査後に医師から説明があります。(検査結果に関しては検査室では一切、お話しすることはできません)。また原則的に、検査時のご家族の立ち会いはご遠慮願っております。
  • ・産科領域に加えて、他領域(肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・消化管他の腹部領域、乳腺・甲状腺他の表在領域、下肢静脈・頸動脈の血管領域など)の超音波検査も随時、行っています。

※以下をそれぞれクリックして詳細をご確認ください。

胎児の推定体重計測に関して

赤ちゃんの発育の目安として妊娠中期以降は、からだの3箇所の部分(BPD:頭の左右の幅、AC:腹囲、FL:大腿骨の長さ)を計測し、推定体重計算式(当院では日本超音波医学会推奨式を使用)に入れて胎児のおおよその体重を求めます。本計算式には±10%前後の誤差を含むとされており、たとえば「推定体重が2000g」と算出された場合には、その胎児の体重は「1800-2200gの範囲である」と解釈します。また計測時の胎児の位置や姿勢により正確な計測が困難な場合もあり、誤差は更に大きくなることもあります。尚、2008~2011年の当院の統計結果では、出生時体重と(出生前1週間以内に測定した)推定体重値の差は、85%のケースで±10%以内の誤差範囲内でした。

胎児期の超音波検査の限界について

胎児超音波検査で赤ちゃんの病気が、すべてみつかるわけではありません。超音波のビームが届かない場合や赤ちゃんの向きにより診断が出来ない場合もあります。一般的には超音波検査による胎児異常の発見率はほぼ50%と報告されており、出生後に見つかるケースも少なくありません。

  • 赤ちゃん自身が小さいため手足の指や耳の形などの病気はみつけることは難しいとされています。
  • 赤ちゃんの病気によっては胎児期の超音波検査で明らかな異常を認めず、生まれてきて初めて発見される病気も数多く知られています(例:鎖肛、食道閉鎖、口蓋裂など)。
  • 胎児期に行う心臓の検査には限界があります。

    心室中隔欠損(特に軽度~中等度のもの)、大動脈縮窄、総肺静脈還流異常などの心臓病は、一般的に胎児診断が非常に困難とされています。また、新生児期に最も多く見つかる心臓病である心房中隔欠損や動脈管開存症は、胎児診断することはできません(胎児期は出生後と循環動態が異なるため、これらの疾患の所見が正常胎児の所見として見られます)。

3Dエコーで赤ちゃんのお顔を見たい方へ:3D/4D胎児超音波について

当院でも2006年10月より、3D/4D超音波装置が導入されました。本装置により、おなかの中の赤ちゃんのお顔の立体画像をリアルタイムで見ていただくことが可能です。当院では通常の検査とは別枠を設けて「赤ちゃんのお顔が3Dエコーで見たい!」というご希望の方にお応えしています。尚、この予約枠ではご家族の立会いが可能です。

3D/4D胎児超音波

  • 3Dエコー画像は諸条件によって分かりづらい場合もあります。
    通常の超音波画像(2D画像)より、諸条件の影響を大きく受けるとされています。赤ちゃんの顔の前に充分な羊水があって、お顔がお母さんのおなか側を向いていると、通常は非常に明瞭な画像を得ることができます。赤ちゃんの顔が子宮の壁や胎盤に近づいていたり、顔の前に手足がきていたりすると非常にわかりづらい画像になる場合があります。またお母さんに肥満傾向がある場合もクリアな画像を得ることは困難です。
    以上のことをご理解いただいたうえで、ご予約いただきますようにお願いいたします。
  • 妊娠22~28週頃が最適です(妊娠30週以降はうつ伏せの体勢をとる赤ちゃんが増えるため、お顔が見えない場合もしばしばあります)
  • 他院で妊婦健診をされていて3Dのみ希望される方は、かかりつけ医の紹介状をお持ちいただき、予約をおとりください。

費用 ¥7,800(カラー&白黒エコー写真含む)、DVD料金 ¥1,800

他院で妊婦検診、3Dのみ希望 費用 ¥8,500(カラー&白黒エコー写真含む)、DVD料金 ¥1,800

適切で安全な胎児超音波検査の施行について

当院における胎児超音波検査は、産婦人科領域超音波検査 関連学会(※1)からの勧告に従いALARA(※2)の原則に則って行っています。

※1産科領域エコーの関連学会:日本超音波医学会、日本産科婦人科ME学会、 ISUOG(International Society of Ob&Gy)、AIUM(American Institute of Ultrasound in Medicine)、WFUMB(World Federation Ultrasound in Medicine and Biology)

※2 ALARA :As Low As Reasonably Achievable(検査可能な最低限の超音波出力で検査を行うこと)

分娩

横浜市立市民病院、けいゆう病院と綿密なるセミオープンシステムを行っています。これは、妊婦健診は当院で行い、分娩は大病院でという分娩方式です。
※連携先の分娩予約は当院で行っております。

出生前診断

臨床遺伝専門医・指導医『東海大学 産婦人科 教授 和泉俊一郎』の指導によりおこなっております。東海大学より遺伝専門の保健師が遺伝相談指導を担当しています。

分娩後の育児支援教室の開催

生後5ヶ月くらいより離乳食指導及びベビーマッサージをスタートします。講師は(育児セラピスト、ABMアタッチメント・ベビーマッサージインストラクター)の助産師が対応します。その後1歳のお誕生日まで皆様の育児をサポートいたします。

1ヶ月に1度のペースで、例えば絵本読み聞かせ、手作りのおもちゃ、歯磨き指導、お出かけのときの注意や持ち物などなどについて指導が受けられます。また、骨盤底筋力体操も致します。育児の悩みを相談して解消できたと、かなり好評な教室です。

費用 ¥1,500(初回)、¥800(その後)

詳しくは育児支援教室をご覧ください。

育児支援教室へ